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2018年10月11日(木)

箱物家具の制作実習を担当いただける方を探しています

岐阜県立森林文化アカデミー・森と木のクリエーター科木工専攻では、来年度に箱物家具の制作実習を担当いただける方(非常勤講師)を探しています。この授業は、木工専攻の2年生が6〜7月頃に履修するものです。ここ数年は、学内に置く家具を履修者全員で手分けして作ることにしており、昨年は事務室入り口のカウンターデスク、今年は学長室の飾り棚を制作しています。

森林文化アカデミーはグリーンウッドワークや木育などさまざまな木工に取り組むため、大きな家具を作る機会は限られます。この授業がその限られた機会になりますが、学生が利用する人から用途を聞き、デザインを考え、材料を選択し、制作を行うまでの一連を指導しています。無垢材による本体の構造、引き出しや扉の構造も教えています。

講義・実習を含めて7日間程度の授業です。これを集中的に行うのではなく、
①課題出し・利用者へのヒアリング・箱物の構造についての講義
②学生のスケッチ案検討・ブラッシュアップ
③学生の図面検討・ブラッシュアップ・木取り
④〜⑦ 制作
のような形で段階的に行います。①・②・③の間は、1〜2週間空けています。

実質7日間ではなかなか終わらないので、完成しない場合は常勤教員が立ち会い学生たちが空いた時間に仕上げています。

指導していただく方には、箱物家具の講義や制作指導はもちろんですが、木工を学び始めたばかりの学生たちに使い手のリクエストを汲み取ることを学ばせたり、学生たちから出てくる多様なスケッチ案を現実的なものにうまくまとめ上げたり、多様な役割が求められます。もちろん常勤教員もサポートします。

これまではベテランの木工家の方にお願いしていたのですが、近い将来に新たな常勤教員が必要になる可能性もあるので、5〜10年程度の実務経験のある30代ぐらいまでの若い方にお願いできないかと考えています。
段階的にスケジュールを組むので、岐阜県美濃市まで何度か通っていただける方ということにもなります。
森林文化アカデミーは、林業・森林環境教育・木造建築・木工の4専攻からなる学校ですので、住宅の設計士さんなどと協働した経験のある方などはありがたいです。

ご関心やご質問のある方は、まずは私までメールにてご連絡いただければと思います。来年度の授業までにまだ時間がありますので、いろいろな方とお話ししてみたいと思っています。

久津輪 雅(木工・准教授)
mkutsuwa@forest.ac.jp