グリーンウッドワーク指導者養成講座、今年度はお休みをいただきます
森林文化アカデミーでは、2015年度、2016年度の2年間にわたり、「グリーンウッドワーク指導者養成講座」を実施してきました。
これは、身近な森から生の木を伐り出し、人力の道具で割ったり削ったりして小物や家具を作る木工=グリーンウッドワークを、森林ボランティア活動や自然学校などの現場に採り入れていただくために、スタッフ向けの連続講座として行ってきたものです。
この講座、2017年度はお休みをいただくことにしました。
理由は、グリーンウッドワークのテキストや道具づくりに専念するためです。
これまで2年間の指導者養成講座で、10人を超える修了生を輩出しました。その方たちから「現場で使えるテキストがほしい」「使いやすい刃物類がほしい」という声をたくさんいただくようになりました。そこで、今年1年間お休みをいただき、ソフトやハードの整備に力を入れることにしたのです。
指導者養成講座は初年度からたいへんな反響をいただき、2年目は4月1日の募集開始とともに全講座が埋まってしまうほどでした。今年も各地からスケジュールについてのお問い合わせをいただいています。告知するのが遅くなってしまいましたが、どうかご了承ください。
テキストについては、いま出版社と書籍化について話し合っています。道具については、刃物メーカーの方と相談中です。ソフトもハードもしっかり環境を整え、2018年度から指導者養成講座を再開したいと考えています。もうしばらくお待ちいただければと思います。
なおグリーンウッドワークの講座については、森林文化アカデミーの卒業生の小野敦さんが代表を務めるNPO法人グリーンウッドワーク協会がさまざまな講座を提供していますので、ご覧になってみてください。
今後ともよろしくお願いいたします。
グリーンウッドワーク指導者養成講座 講師
久津輪 雅(岐阜県立森林文化アカデミー准教授)
加藤慎輔(大同大学プロダクトデザイン専攻技術員)