木材開放試験室・加工棟・製材棟
木材のさまざまな性能を測定する施設群
木質材料を扱う施設群。新製品の開発や自社製品の品質向上を図るために行う材料試験、品質性能試験などの試験が行える施設です。 木材などの材料の性能を測定する様々な性能測定機器や、実大2階建て木質構造住宅を試験できる強度試験機などがあります。いろいろな実験を通して、定量的な性能を評価し、データを整理することを学ぶ場として利用します。また、授業以外の時間であっても、学生は自由に利用することができます。
こちらの施設は外部の方でもご利用が可能です。詳しくはこちらのページにてご確認ください。
木材開放試験室(オープンラボ) 試験機器一覧
木材加工棟 設備一覧
木工用帯のこ盤 (バンドソー) |
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材料を必要な寸法に合わせておおまかに切り出す「荒木取り」を行う帯のこ盤。 | |
軸傾斜横切り盤 |
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必要な長さに材料を切断する、横切りを行う丸のこ盤。角度をつけた切断も可能。テーブル移動式のため、合板など面材料にも対応する。 | |
リッパ (リップソー) |
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必要な幅に材料を切断する「幅決め」を行う丸のこ盤。対応できる材料の厚さは最大80mm。 | |
卓上丸のこ盤 |
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横切り用の丸のこ盤で、柱材など厚みのある材料にも対応する。移動可能なため、現場でも利用できる。 | |
ほぞ取り機 |
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加工材の端部を縦2枚、横2枚の4枚の丸のこで同時に切削し、ほぞ(枘)をつくる「ほぞ取り」加工を正確かつ効率良く行う機械。 | |
自動角のみ盤 |
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四角の穴をあける刃物「角のみ」で加工材を切削し、必要な幅と深さのほぞ穴を正確かつ効率良くつくる機械。 | |
大入れルーター |
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ビットと呼ばれる回転刃により加工材を溝状に切削し、「大入れ」加工を効率的に行う機械。斜め刃のアリビットでは「アリミゾ」加工が可能。「大入れ蟻掛け」など複雑な仕口を容易に加工できる。 | |
手押かんな盤 |
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反り・ねじれなど凹凸のある材面を平滑に削る「むら取り」や、2材面の直角をとる「矩(かね)出し」を行うかんな盤。材料を手で押して切削する。 | |
自動一面かんな盤 |
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材料の上面を切削し、厚さを一定にする「分決め(ぶぎめ)」を行うかんな盤。対応できる材料の厚さは最大400mm。 | |
四面モルダ
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4つの材面を連続して切削することができ、幅決め・分決め・矩出しを高能率で行えるかんな盤。対応できる材料の厚さは最大400mm。 | |
コールドプレス |
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4mまでの集成材, 幅接ぎ板を製作できる油圧式プレス。 |
製材棟 設備一覧
自動送材車付き帯のこ盤 |
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原木(丸太)を縦挽きし、角材・板材などへ製材する帯のこ盤。演習林の原木を自力建設の部材へつなぐ、自力建設プロジェクトの始点となる設備。 | |
ジャンピングクロスカットソー
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長い材料の横切りを行う丸のこ盤。保護カバーが丸のこ歯を覆いながら作動するため、比較的安全性が高い。 |