施設案内

木材開放試験室・加工棟・製材棟

P8構造プロジェクト(公開実験)

木材のさまざまな性能を測定する施設群

木材開放試験室
木質材料を扱う施設群。新製品の開発や自社製品の品質向上を図るために行う材料試験、品質性能試験などの試験が行える施設です。 木材などの材料の性能を測定する様々な性能測定機器や、実大2階建て木質構造住宅を試験できる強度試験機などがあります。いろいろな実験を通して、定量的な性能を評価し、データを整理することを学ぶ場として利用します。また、授業以外の時間であっても、学生は自由に利用することができます。

こちらの施設は外部の方でもご利用が可能です。詳しくはこちらのページにてご確認ください。


木材開放試験室(オープンラボ) 試験機器一覧

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実大せん断試験機

(せん断試験と油圧サーボ型加力機)

最大負荷荷重150kN(静的加力)、ストローク±300mm、最大負荷速度50cm/secの性能を有する加力機。せん断試験を行う際に利用する。(設置されている壁は試験体)
せん断試験スペースは、最大10m×4m×高さ6.6mまでの大きさの耐力壁や床構面等、実大実験が可能。せん断試験で用いる測定機器
・高速ひずみ測定機 ×2
・スイッチボックス 50ch×2
・リール式変位計 2m型×3、1m型×4
・ピストン式変位計 300mm型×6、50mm型×25、25mm型×25など

実大材曲げ強度試験機

 圧縮強度500kN、曲げ試験200kNまでの荷重を加えることができ、最大スパン12mまでの試験が可能です。

接合部強度試験機

接合部分などの引張強度を測定します。

引張強度試験機

引張強度試験機

 集成材ラミナ(小片)の引張強度を測定します。

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グレーディングマシーン

 柱材及び板材の曲げヤング係数を測定します。

衝撃曲げ試験機

25mm角材の衝撃曲げ強度を測定します。

万能強度試験機

 無欠点材等の小試験体等の強度をJISやJASに基づいて測定します。

木材加工棟 設備一覧

木工用帯のこ盤 (バンドソー)

木工用帯のこ盤 (バンドソー)

材料を必要な寸法に合わせておおまかに切り出す「荒木取り」を行う帯のこ盤。

軸傾斜横切り盤

軸傾斜横切り盤

必要な長さに材料を切断する、横切りを行う丸のこ盤。角度をつけた切断も可能。テーブル移動式のため、合板など面材料にも対応する。
リッパ (リップソー)

リッパ (リップソー)

必要な幅に材料を切断する「幅決め」を行う丸のこ盤。対応できる材料の厚さは最大80mm。
卓上丸のこ盤

卓上丸のこ盤

横切り用の丸のこ盤で、柱材など厚みのある材料にも対応する。移動可能なため、現場でも利用できる。

ほぞ取り機

加工材の端部を縦2枚、横2枚の4枚の丸のこで同時に切削し、ほぞ(枘)をつくる「ほぞ取り」加工を正確かつ効率良く行う機械。

自動角のみ盤

四角の穴をあける刃物「角のみ」で加工材を切削し、必要な幅と深さのほぞ穴を正確かつ効率良くつくる機械。

大入れルーター

ビットと呼ばれる回転刃により加工材を溝状に切削し、「大入れ」加工を効率的に行う機械。斜め刃のアリビットでは「アリミゾ」加工が可能。「大入れ蟻掛け」など複雑な仕口を容易に加工できる。
手押かんな盤

手押かんな盤

反り・ねじれなど凹凸のある材面を平滑に削る「むら取り」や、2材面の直角をとる「矩(かね)出し」を行うかんな盤。材料を手で押して切削する。
自動一面かんな盤

自動一面かんな盤

材料の上面を切削し、厚さを一定にする「分決め(ぶぎめ)」を行うかんな盤。対応できる材料の厚さは最大400mm。
四面モルダ (森林研究所所管)

四面モルダ
(森林研究所所管)

4つの材面を連続して切削することができ、幅決め・分決め・矩出しを高能率で行えるかんな盤。対応できる材料の厚さは最大400mm。
コールドプレス

コールドプレス

4mまでの集成材, 幅接ぎ板を製作できる油圧式プレス。

 


製材棟 設備一覧

自動送材車付き帯のこ盤

原木(丸太)を縦挽きし、角材・板材などへ製材する帯のこ盤。演習林の原木を自力建設の部材へつなぐ、自力建設プロジェクトの始点となる設備。

ジャンピングクロスカットソー
(森林研究所所管)

長い材料の横切りを行う丸のこ盤。保護カバーが丸のこ歯を覆いながら作動するため、比較的安全性が高い。