イベント
開催日:2019年04月29日 (月)

さじフェス Sajifest 2019 開催!

2年前に開催して大好評を博した「さじフェス〜木の匙と杓子の祭典〜」第2弾をゴールデンウィークに開催します!

さじフェスとは、木を切り、斧で割り、ナイフで削ってスプーンや杓子を作ることを楽しむ、日本で初めての祭典です。

日本では昔から、ご飯や汁物をよそうのに木杓子を使ってきました。現代では木のスプーンが人気で、さまざまな作家のスプーンが箸とともに食卓に並びます。そして海外でも今、生木を手工具で加工するグリーンウッドワークと呼ばれる手法でスプーンを作るのが大きなブームになっています。

このイベントでは4/28の前夜祭から4/30まで、2泊3日でじっくり木を削り、ものを作り、使うことを楽しみます(1日だけの参加も可能です)。

会場にはたっぷり生木を用意します。いままでスプーンを削ったことがない人には、ビギナー向けのレクチャーを用意しています。また、すでに何本もスプーンを削ったことのある人は、会場でゆっくり自由に削っていただいてもいいですし、プロの木工家の技を学ぶレクチャーも開講します。

また会場では、プロの講師や参加者の制作したスプーンを販売する予定です。自分の作ったスプーンを販売してみたい!と思う方は、ぜひ当日にお持ちください(詳細は参加申し込み確定後にお知らせします)。

スプーンづくりに使う道具の販売や、参考書籍の展示も行います。ほしい道具や情報が、まとまって揃う場所になると思います。

4月5日(金)17:00より特設サイトにて

申し込み受付を開始します。ぜひお申込みください!

※おかげさまで、両日ともに満員御礼となりました。お申込みありがとうございました。

 

●スケジュール
4/28(日)
17:00〜 前夜祭(自由参加)

4/29(月・祝)
9:00〜 オープニング
9:30〜17:00 スプーン削り
(9:30〜12:00午前レクチャー 13:00〜17:00午後レクチャー)

4/30(火・祝)
9:00〜17:00 スプーン削り
(9:15〜12:00午前レクチャー 13:00〜15:30午後レクチャー 15:30〜17:00みんなで削るスプーン・バトン回し)
17:00 解散

 

●会場
岐阜県立森林文化アカデミー 森の情報センター・森の工房
地図

 

●定員
各日50名 特設サイトより先着順で受付

 

●参加費
1日のみ5000円、2日間通し10000円、特設サイトで申し込みと同時にお支払い。

 

●レクチャー受講料
1コマ1000円(お申込み・支払い方法は参加決定者に改めてお知らせします)

 

●宿泊
会場周辺の森林文化アカデミー構内にキャンプ可能。
アカデミーにはコテージ(簡易宿泊施設)がありますが、部屋数が足りないため今回は抽選となり、お一人の場合は相部屋をお願いします。
周辺のホテル・旅館等はゴールデンウィークのため混雑が予想されます。

 

●講師紹介

井丸 富夫さん(福島県、クラフトハウス
福島のグリーンウッドワーカー。クラフトハウスを運営中。椅子作り、器挽き、シュリンクポット スプーン、テーブルなどなど制作。またナイフ、ドローナイフ、フック等グリーンウッドワークの道具も鍛造します。

レクチャータイトル「原木から始めるスプーン作り」(4/29、30、いずれも終日各1回ずつ、定員10人)
スプーンは一日にして成らず=グリーンウッドワークは理論を理解できればスプーンができるというものではありません。手や体がが覚えるのに時間がかかるものです。怪我をしない、させない使いかたからスタートします。またスプーンの形状の意味と必要性、そこにある美しさについて。

 

 

さかいあつしさん(岡山県、匙屋
1969年愛知県生まれ。憧れと自分探しから物作りの生活を始める。時折手慰みに作っていた小木工品を手掛かりに、知人の薦めでスプーンを作るようになる。99年より匙屋(さじや)として活動。岡山県牛窓町在住。

レクチャータイトル「匙屋流匙面の削り方、考え方 」(4/29、30、いずれも午前・午後各1回90分ずつ、定員5人)
匙屋流の匙面の削り方を体験してもらおうと考えています。 荒削りまでされているスプーン木地の匙面を2種類の刃物(木型彫刻刀 曲丸)で仕上げます。 作業が早く終わる方には裏メニュー「匙屋流うなじの削り方、考え方」を考えています。

 

 

大久保 公太郎さん(長野県、大久保ハウス木工舎
京都の建具屋で木工修行。上松技術専門校を経て故郷である長野県松本市にて大久保ハウス木工舎を主宰。日本の木を日本の刃物で削って生活道具を作っています。

レクチャータイトル「へら削り 」(4/29、30、いずれも午前・午後各1回2時間ずつ、定員5人)
大久保ハウス木工舎でこれまで実用してきた南京鉋を参加者に使用してもらい、普段の製作と同じようにして木のへらを削って貰います。 工房では削り馬を使いますがワークショップでは簡易的にホームセンターなどで入手可能な荷締めベルトを使い、削り馬で削る感覚を疑似体験して貰います。

 

 

金城 貴史さん(岐阜県)
長野県上松技術専門校卒業。2011年より奈良県にて木の匙の製作販売開始。現在は岐阜県中津川市にて木と漆の食具を製作しています。

レクチャータイトル「日本の小刀、彫刻刀を使ったオーソドックスなスプーン削り」(4/29、30、いずれも午前・午後各1回180分ずつ、定員5人)
日本の小刀と西洋のナイフ、その構造の違いと働き方の違いに着目し、グリーンウッドワークの仕上げとして日本の小刀を使うとどうなるか。 「模倣の勧め」。商品として作っている何種類かの匙から一つを選んでもらい、それを完全コピーできる方向で進めます。

 

 

小野 敦さん(岐阜県、NPO法人グリーンウッドワーク協会
総合建設業の現場監督を経て、森林文化アカデミーに入学。里山管理と木工の基礎を学んだ後、NPO法人グリーンウッドワーク協会の運営に携わる。グリーンウッドワーク歴約10年。ぎふ木育推進員。

レクチャータイトル「さじカフェ」(4/29、30、いずれも午前・午後各1回半日ずつ、定員10人ぐらい)
モーラ106やフックナイフなどでスプーンを削りながら楽しくおしゃべりしたり、お悩み相談も受け付けます。予め斧で大まかに木取りしたものをご用意します。さまざまなナイフの握り方を覚えて、安全で効率的な削り方を学びます。

 

 

 

久津輪 雅=岐阜県立森林文化アカデミー木工教員
加藤慎輔=大同大学プロダクト専攻技術員、グリーンウッドワーク研究所主宰
2人でグリーンウッドワークの研究・開発・普及を行なっています。

レクチャータイトル「基本テクニックをマスターしよう」(4/29、30、いずれも午前・午後各1回2時間ずつ、定員15人)
グリーンウッドワーク流の木の割り方、斧やナイフの使い方など、スプーンを作る上での基本テクニックを身につけていただきます。 (基本テクニックが主目的なので、時間内にはスプーンは完成しません)

 

●未成年の方の参加について
今回のさじフェスでは、子供向けのプログラムはありません。子供を同伴で参加をご希望の方は、以下の点をご了承ください。

18歳以上の方:
イベント参加→可能(有料)
レクチャー受講→可能(有料)

18歳以上の方は大人と同様にイベントへの参加、レクチャーの受講が可能です。大人と同様に特設サイトから申し込み、参加料の支払いが必要になります(なお、レクチャーの申し込み方法は、参加料お支払い後に別途お知らせします)。
イベントへの参加料に傷害保険料が含まれますので、イベント中の怪我等は一部が保険でカバーされます。

18歳未満の方:
イベント参加→可能(子供料金)
レクチャー受講→不可18歳未満の方は、大人同伴でイベントに参加できますが、レクチャーには参加できません。大人の参加料のお支払いが済み参加が確定した後に、同伴する子供のお名前、人数などをご記入いただくためのメールを別途お送りします。イベント参加料の子供料金は1人500円で、傷害保険料となります。
会場は斧やナイフなどを使用していて危険ですので、会場内では必ず大人が同伴するようにしてください。大人がレクチャーを受講する際は、別の大人が子供に付き添うなどの対応をお願いいたします。

 

●キャンセルに関する注意事項
実演する講師の都合や、災害の恐れを伴う悪天候などにより、一部の内容を変更したり中止する場合があります。その際の講座費用の払い戻しはできませんのでご了承ください。
お客様の都合によりキャンセルされる場合は、4月20日(土)までに事務局にご連絡いただいた場合は全額払い戻しいたします(振込手数料はご負担ください)。それ以降のキャンセルは払い戻しできませんのでご了承ください。

 

●さじフェス実行委員会

久津輪 雅・加藤慎輔・池冨士裕・渡辺圭・藤田真弓・丹羽茄野子・井上峻太郎・森泉周平・古瀬咲奈

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