木造建築専攻
卒業生の進路
卒業生インタビュー

小柳 理恵 -他分野の学びから独立へ-

夢の第一歩はアカデミーから。第一線で活躍する建築家に。

プロフィール

木造建築専攻 1期生

和温建築スタジオ 主宰
(waon-studio & cafe 併設)

 

アカデミーは開学11年(2011年の記事)を迎え、卒業生の活躍が目立ちます。
1期生の小柳理恵さんもその一人。
木造建築で、特にリノベーションでは、数々のメディアに取り上げられる設計者になっています。

彼女は最初の自力建設に携わり、課題研究では土壁の熱を蓄える性能に着目し研究を行いました。
卒業後は関東に戻り、木と土にこだわる設計事務所に就職。
ここでは材料の段取りや、職人さんと直接やり取りをする直営マネージメントを叩き込まれ、住まい手や職人さんと密につながる家づくりを実践していたと聞きます。

就職して4年目、これまでの知識と経験を活かしながら、自分ならではのスタイルを模索し、2006年に鎌倉にて設計事務所とカフェを融合させた「和温スタジオ」を開業。
地域に密着した設計事務所を主宰しています。

ホッとできる空間をつくり、地域の方々との何気ない会話、落ち着いた空間と彼女の人柄から、自然に話が弾みます。時には、ちょっとした住まいの相談から、リフォームの依頼が生まれることも。
アカデミーでの学びと、設計事務所時代の直営マーネジメントのスキルを活かし、充実した仕事をこなします。

彼女からは「すべての始まりはアカデミー。そこから何かを見つけるのは自分」と、自信が伺えます。

追記---
アカデミーで学んだ「木造建築病理学」を通じて、2016年には一般社団法人住宅医協会による「住宅医スクール東京」の校長に就任。
第一線で活躍しています。