冨田 那水 -森林や地域と関わる仕事に憧れて-
森林や地域と関わる仕事に憧れて
プロフィール
平成5年 生まれ
関東森林管理局 群馬森林管理署(前橋市)
岐阜農林高校卒業後、森林文化アカデミーに入学。課題研究では、粗朶づくりの継承プログラム作成に取り組む。現在,就職して2年目(2015年10月現在)。趣味はスノーボード。
質問1)今の仕事内容を教えてください
今は分収造林の立木販売の仕事をしています。調査結果をもとに予定価格を算定し、発注をかけます。他には森林官が行った境界測定の結果を取りまとめる仕事も行います。メインは事務仕事ですが、調査の手伝いで外に行くこともあります。昨年は林道工事など土木の業務を行う部署で、現場にもよく行きましたが、今はパソコンに向かう仕事が多いので、目が疲れます…。基本的に土日は休みですが、休日に行われる署内の一般向けイベントに参加することもあります。
質問2)今の仕事を選んだきっかけを教えてください。
もともと公務員を希望していました。森林に携わる仕事がしたいと思ったこと、地域のために働きたいと思ったことが主な理由です。両親や姉など家族に公務員がいて、あこがれの職業だったことも理由です。
質問3)今の仕事の中でのこだわりや,やりがいを教えてください。
職場の中で積極的にコミュニケーションを取るようにしています。例えば自分が今どんな仕事をしているかを周りに共有しておくと、アドバイスをもらえて業務が早く終わることがあります。また上司への報告など報(ほう)・連(れん)・相(そう)も大事で、毎日実施していますよ。
仕事のやりがいとしては、この部署では山をお金で捉えるので、そこが面白いです。山に行った際に、この山の価値はどれくらいかな〜と以前と異なる見方をするようになりました。
質問4)アカデミーで得た学び
クリエーター科など社会人経験のある方たちと交流できたことがとても大きいです。もともと人見知りでしたが、コミュニケーションの取り方や社会での振る舞い方などいろいろ教えてもらい、今の仕事にも生きています。
実習で体験した山の見方、歩き方なども、今の仕事に直接つながるので、とても勉強になりました。
質問5)将来あるいは今後の目標を教えてください。
将来は現場で働く森林官になりたいです。地域の人とコミュニケーションを取ったり、担当の山を管理したり、とてもやりがいがある仕事だと思います。
質問6)これからこの道を目指す若者へのメッセージを教えて下さい
視点を変えながら幅広く山に関われる仕事です。時には小笠原諸島など離島にも行けます(笑)。若手が増えるとうれしいので、ぜひうちの職場に来てください!