林産業コース
卒業生の進路

久野 春奈 -美味しく生きる!-

プロフィール

森と木のエンジニア科 21期生

2003年 愛知県生まれ
2021年 名古屋市内の高校(普通科)卒業
2023年 森と木のエンジニア科 林産業コース卒業

現在 株式会社WOODYY LIFE 勤務(ひだまりほーむ)

質問1)どんな仕事をしていますか?

なんでも屋さんです。
主にはひだまりほーむ・WOODYYLIFEが手がけたお家のアフターメンテナンスと定期点検を行っています。
メンテナンスマンですが、営業〜プチ設計〜職人さんの手元〜プチ現場監督まで業務が多岐に渡るのでお家のなんでも屋さんみたいな感じだな〜と思っております。
他にもオーナー様向けメンテナンスセミナーの講師をしたり、ブログを書いたり、床下に潜ったり、害獣対策したり、おにぎり屋さんをしたりしているのでなんでも屋さんです。
 

質問2)アカデミーに入ったきっかけは?

知ったきっかけは高校生で進路に悩んでいた時にふわっと木工とか楽しそうと思い、「木工 大学」とGoogleで調べた時にたまたま目にしたのが森林文化アカデミーでした。
(なんせ雑な性格なので、木工の細かい作業に心が折れて建築を選びましたが丁寧に越したことはないです)
オープンキャンパスに行って、自然好きだし、いっぱい身体動かせて楽しそうだし、木工機械揃っているし、チェーンソー使えたらカッコ良さそう!みたいな今思えば浅い理由で志望した気がします…。
 
ただ、入ったあとのことを少しだけ話しますと個性強すぎ面白すぎなエンジニア科の同級生、クリエーター科の大先輩方、そして先生方がいたことが本当に楽しくて最高な2年間を送れた大きな要因だなと。
とにかく色んな経験をさせてもらって、今のところ人生で圧倒的に濃すぎる2年間でした。
人生の考え方が300度くらい変わったと思います。
 
ちなみに後から知りましたが、20年前に母親が1期生として入ろうとしていたそうです。
これも何かのご縁なのかなぁと感じます。

質問3)今に生きているアカデミーの学びは?

木を扱う仕事をしているので、仕事で生きている場面ももちろんたくさんあるのですが、なんと言っても自分の生き方や考え方にアカデミーの2年間で学び得たものは生きていると感じます。
 
家族親戚以外で人生の先輩方と同じ目線で接する機会ってアカデミーに入るまではほとんどなくて。
みんなと同じように大学に行かなきゃとか、会社に務めなきゃとか、なんとなく固定概念に縛られていたような気がします。
 
でも、先生方やエンジニア科クリエーター科の皆さんと学びながら、たまに夜な夜なおしゃべりしたり、授業を通してたくさんの方々に出会っていく中で自分の視野の狭さに気付きました。
色々な生き方があって、色々な考え方があって、正解とかないんだからもっと気を楽にして生きてもいいのでは?と気付いてからは本当に色々なものが見えるようになったし、色々なことに挑戦できるようになったなと思います。
 
それでもって、色々なことに挑戦した過程で得られた姿勢だったり、木材知識だったり、コミュニケーション力だったりが今の会社でも生かされていると思うのでとにかく相乗効果がすごいです。
 
あとコバケン(小林先生)の山村資源実習という授業がすごく印象に残っていて、今も休日はコバケンのところで米作りを手伝わせてもらったり、薪割りをしたりしています。
「食」と「里山」への関心が深まったのもアカデミーで得た学びの相乗効果な気がします。
 

(2024年インタビュー)