自力建設2016、スタート!!
今年度の自力建設の講評会が開催されました。
今年度のテーマは、「自然体験活動&オープンカレッジの拠点となる炊事場」
森林文化アカデミーの森の体験ゾーンは、オープンカレッジをはじめ、外部利用者が多く使用する施設で、年間5000人以上の来場者をむかえています。ですが、お出迎えの建物は仮設の建物。これはこれで味がありますが、安全性や意匠でもう一工夫ほしいところ。
そんな課題を出したのが、ちょうど1カ月前。主に木造建築を主軸に学ぶ学生が計画案を練っていきました。
休日には実際プレーパークに参加して、お母さんや運営者に意見を聞いたり、同級生と親睦会を開いたり・・・いろいろ使い勝手を研究していました。
そこから形にするのが大変。これまで建築を学んだことが無いのに、1カ月後には全校生の前で計画案をプレゼンする。毎年ながらかなりハードです。
さて、どんな計画案ができたでしょう。昨夜(今朝??)までかかった模型やプレゼン資料をもって、何とか想いを伝えていきます。それぞれ、個性ある発表でした。
聞く方も熱心。一年後には自分たちが使っている施設になります。
休憩時間も設計者を前に、質問やアドバイスが飛び交います。
会の終わりにはA4用紙いっぱいにコメント書いてもらって、投票を行いました。数日後には投票をもとに設計者が決まります。
その後、いただいた意見やコメントをもとに、より良くなるように計画を練る作業が待っています。
後半の第二部は、2015年度の自力建設の竣工式。
通称、避難小屋ですが、正式は名称の発表もあり、1年の設計・工事の軌跡もあり、記念植樹もあり、無事竣工です。
1年生にとっては、未来の予定表を見た感じでしょうか・・・。先はまだまだ長いです。
竣工式の話題は別の投稿で・・・
准教授 辻充孝