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2017年04月14日(金)

結束力を高めよ アウトドアチームビルディング

岐阜県立森林文化アカデミー クリエーター科1年生 最初の授業は萩原ナバ先生とJIRIによる「アウトドアチームビルディング」です。

 全国から集ったものの誰がどんな人なのか分からない仲間同士が、互いを信じて結束力を高めないと目標を達成できないような課題をこなすことで、共通の達成感を得ることができます。

 最初にサークルになってナバさんの指導で自己紹介。

 20代から50代までの、様々な前職を持った新入生同士が自らをさらけ出す練習も兼ねています。

 ナバさんから与えられたボールを「ナバさん指定のルール」で、どのように動かせば効率的なのか、お互いに意見を出し合いながら、解決策を探ります。

 次には指先に乗せたリングを、全員の指が離れることなく、どのように上まで上げてくるか?

これは簡単そうに見えますが、全員の息が合わないと、実行不可能。全員が息を合わせるのは、無いが必要か。①アイコンタクトか、②一斉の合図か、③一定のリズムか。・・・様々な検討をします。

 次は、3グループに分かれて、小さなシートの上にバランス良く載り、その上で歌を一曲歌う。最初は3秒も載ることもできなので、どうやって全員がうまく載れるのかを相談して、何度もトライです。

 お次は、駐車場の植栽木の高さ110cmに張られた麻ひもを、7人が手をつないだままで、どうやって麻ひもにふれないで麻ひもの上を越えていくか。相談の後、すぐに実践です。

 午後からは3つのグループ毎に、ツリークライミングです。レクレーションとしてのツリークライミングについての話などを聞いた後に、クライミングでお世話になるコナラに、「宜しくお願いします」と挨拶です。

 コナラへの挨拶はグループによって、幹を見つめてお願いするパターンや、樹冠を見上げてお願いするパターンなど思いは様々。「木と友達になる」ために気持ちを込めることが重要。

 それとツリークライミングは競争ではないので、自分の目標を持つこと、樹上から見てみて視点が変わることを実感することが重要です。

 なんと、全員が結構、上の方まで楽々クライミング。ツリークライミングをする前まで、「私は高所恐怖症です」と言っていた人が、なぜが樹上へスイスイと登っていきました。

 初めてクライミングした人たちばかり、それも50代もいるのに、全員が若い人と遜色なく、樹上の世界を楽しみました。

 このツリークライミング、どう見ても一人で登っているだけのように見えますが、実はそこがポイントです。実際には一人では登れないことが多いのですが、仲間と一緒だと登れる。そして仲間と登るから楽しいのです。つまり仲間の重要性にも気づけるのです。

 以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。