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2018年11月15日(木)

第4回「キャリアカフェ」が開催されました!

2018年11月2日、キャリアカフェが行われました。
今回で第4回目となるキャリアカフェ。これまでは、岐阜県内の企業の経営者をお招きし、お話を伺ってきました。今回は同じ岐阜県森林技術開発・普及コンソーシアム会員ではあるものの、全国(だけではなく世界)に展開されているナイス株式会社の皆様をお招きし、お話を伺いました。
まずは、人事採用に携わる石田様より会社の概要についてご説明頂きました。市売からスタートしたナイス株式会社は建築資材販売業として国内最大の取り扱いを行っており、その拠点は国内全域のみならず海外にも及んでおります。また、自社でも木造住宅の販売を手がけており、近年では、公共施設の木質化などにも積極的に取り組み初めている事などをお話いただきました。

続いて、国産材振興室部長である青木様より、現在のナイス株式会社における、国産材流通の取り組みについてお話を頂きました。


木曽川流域材などの青木部長の取り組みを詳しく伺いました。
木曽川流域材というブランディングの取り組みや、Gywood(ギュッド)の開発、またそれを利用したObiRED(大径木高耐久赤身材)の開発についてのお話を伺いました。
いかに高付加価値をつけて製品を送り出すか!が、今後の国産材流通において重要になってくる。」というお話がとても印象的でした。
第一部では、パワーポイントによる説明を頂き、終了しました。

 


休憩を挟んで後半は、青木部長、石田様、高田様を囲んで意見交換の場を持ちました。
ナイス株式会社はエンドユーザ向けの展覧会や、工務店の方を山主さんへつないで川上について理解してもらう見学会などを通じ、国産材利用促進へ向けた啓蒙活動にとても力を入れていらっしゃいます。

エンドユーザに正しい理解をしてもらうには、「まずはエンドユーザを牽引する立場である人に理解してもらうことから」と青木様はおっしゃいます。 裾野を広げるためにひとつひとつ地道に実践されている誠実さと熱意が伝わってきました。

ナイス株式会社は人と人を結びつけネットワークをつくりながら、国産材の新たな価値を生み理解を拡げ需要を拡大する実践をされています。そのためには、丁寧できめ細やかなコーディネーター力が必要と理解しました。

青木様、石田様、高田様、貴重なエッセンスをたくさんお話しいただきありがとうございました。 わたしたち一人一人の目指す方向は違いますが、今回いただいた普遍的なメッセージを今後の将来に活かしてゆければと思います。

クリエーター科2年 若林 知伸
クリエーター科1年 石川 麻衣子

 

ナイス株式会社の青木部長とは、第1回木育サミット(2014)からのご縁で、その後、木と住まいの大博覧会での講師として2度お声かけ頂きました。お忙しい中、横浜の本社から学生達のために駆けつけて下さり、本当にありがとうございました。

クリエーター科長 松井 勅尚