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2018年01月22日(月)

盛土の締固め試験を行いました

今日は曇り空で寒い中、森林研究所の和多田研究員、臼田研究員に来ていただき、簡易動的コーン貫入試験による土の締固め試験を行いました。

 

参加者はクリエータ科の林業専攻、エンジニア科の林業コースです。授業名はエンジニア科「森林作業道・林道」クリエーター科「木材生産システムの基礎」です。

 

試験は

①30cm毎に5回転圧

②100cm毎に5回転圧

③30cm毎に1回転圧

この3種類を実施し、比較しました。

 

評価はNd値で試験機を100mm貫入させるのに要する打撃回数です。

Nd値が高いほど土がよく締め固まっているといえます。

簡易動的コーン貫入試験です。

 

穴掘りや転圧はエンジニア科林業コースの皆で分担しながら作業です。

貫入量10cmに要する打撃回数を記録していきます

結果は、①30cm毎に5回転圧と②100cm毎に5回転圧の比較では、

①30cm毎に5回転圧は全体的にNd値が高い傾向に、②100cm毎に5回転圧は表層はNd値が高いものの、深くなるにつれNd値は低くなりました。

 

左:①30cm毎に5回転圧 右:②100cm毎に5回転圧      縦軸が深さ、横軸がNd値です。左の30㎝ごとに5回転圧の方が高いNd値を示しています

①30cm毎に5回転圧と③30cm毎に1回転圧の比較では、

①30cm毎に5回転圧の方が全体的にNd値が高い傾向になりました。

左:①30cm毎に5回転圧 右:③30cm毎に1回転圧     5回転圧の方が高いNd値を示しています。

 

 

 

2年生はもうすぐ卒業ですが、就職して作業道開設に携わるかもしれません。

締固めは適切な厚さで適切な回数行うということを覚えておいてくださいね!