森が導き出す『子どもたちの純真さ』
岐阜県立森林文化アカデミーのオープンカレッジ。
今日は『NPO法人 心をつなぐホースセラピーぐりん・はあと』の仲間たちをお迎えして、普段は行くことがない森での遊び、普段は使わない木材での遊びをしてもらいました。
今回参加してくれたのは子どもたち9人、ご家族のみなさん8組、全員で25人が楽しい時間を共有しました。
『NPO法人 心をつなぐホースセラピーぐりん・はあと』は、健康な人や心身に障がいを持った人など幼児から高齢者まですべての人に対して、豊かな環境の中で馬を活用したホースセラピーをはじめ、生き物や自然や農業に関わる活動により、心身ともに充実し生き甲斐をもって生活できるような支援に関する事業を行い、青少年の健全育成をはじめ、人と人との交流及び地域社会の発展に寄与することを目的とする団体です。
子どもたちは子どもだけ、保護者は最後にまとまって森の中を歩きました。
雨で濡れた山の斜面を登りながら、咲いている花を数えたり、イノシシの痕跡を探ったり、木の幹を見たりしながら自力建設の「みさきの茶屋」で一休み。 学生がつくってくれた建物、最高です。
カリンの木の幹はどうなっているか子どもたちに尋ねていると、一人の子が「この木の幹は僕のレインコートと同じ柄だ」と迷彩柄のレインコートと比較していました。 なるほど、言われるとその通り。
森の情報センターに到着後に、「これから何をしようか」話しかけながら制限時間をみなで考えます。
そしてJIRIさんと一緒に、「トントンかちかち」に向かいます。これは森林文化アカデミーの木工の先生にお願いして、そこで出た木端を材料に、子どもたちが切ったり、釘を打ったりして、好きなものをつくる。
大人は手出し、口出し禁止、好きなことを思う存分する。みんな夢中になって時間の過ぎるのも忘れる始末。
さて、お待たせのお昼ご飯、子どもたちは子どもたち、保護者は保護者で集まって食べました。おかずに入っていてチクワ指にさして、楽しいお昼ご飯を過ごす子もいました。
昼食後は自力建設「こならの小径」で、ハンモック!!
少し宙に浮いているだけなのに、なぜか楽しい。周りの緑と開放感ある木造建築のアシストのお陰か? 時間も忘れて、ハンモックを楽しみました。
今回参加してくれたお子さんたち、普段は多くの子どもたちと考え方や行動が違ったり、主義主張がはっきりし過ぎていたりすることもあるのに、今日はいつも以上によく話を聞いて、元気に活動してくれて、良い子ばかり。
引率の近藤先生が最後に、今日やったこと。次回にやりたいこと。を聞くと、様々な意見を出してくれました。
ホワイトボードに書いたのは意見の一部、次回は「渓流を歩いたり」、「バーベキューをしたり」、「山の上の方に登ったり」やりたいことだらけ。
今日来てくれた『NPO法人 心をつなぐホースセラピーぐりん・はあと』の仲間たち、次回も楽しい森の時間を過ごしましょう。
以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。