新入生を迎える「御衣黄ザクラ」が咲き始めました。
森林文化アカデミー入り口にある御衣黄(Cerasus lannesiana ‘Gioiko’)は、八重ザクラで、花弁数は10~15枚あり、淡緑色の肉厚で外側に反り返ります。花の中心部に紅色の条線があり、開花時には目立ちませんが、徐々に中心部から紅変して(赤みが増して)、散る間際にはかなり赤くなる特徴があります。
御衣黄の隣で咲き始めたオオヤマザクラと比較すると、すごく色が違うのが分かります。
これによく似た品種で、鬱金(ウコン)があり、こちらの花の色は薄い淡黄色です。
これらのサクラは江戸時代に、京都の仁和寺で栽培されたのが始まりとされ、御衣黄の名前は江戸時代中期に、貴族の衣服の萌黄色にちなんでつけられたとされます。
今、咲き始めですので、是非、土日にご覧ください。
以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。