ドローンを使って森林管理や林業作業の効率化を図る
森林文化アカデミーと合同会社 空創技研プロペラと共催で、「林業にドローンを活用しよう」という研修を開催しました。
参加者は合計27名で、林業関係者からドローン所有者で何か活用できないか検討している一般の方まで、幅広い方が研修に参加されました。
研修講師は合同会社 空創技研プロペラの櫻井様です。
まずはドローンの基礎講座ということで、
ドローンで出来ることや航空法のルールなど、ドローンを活用する上で、
押さえたい基本的な事項について説明して頂きました。
現状の飛行性能としては、
飛行時間15〜30分
最大積載10kg(ただし相当大型のドローン)
飛行速度30〜70km/ h
とのこと。
15〜30分の飛行時間を考えると例えば写真測量するにしても、
何百haという単位をドローンを飛ばして測量するのは難しそうです。
ということでドローン全てで課題解決ができる分けではなく、
あくまでも使い分けです。
次にデモでテクA前の駐車場でドローン飛行を行いました。
オートパイロット機能があり、飛行ルートを指定すると搭載GPSで現在地を確認して、
計画ルート通りにフライトしてくれます。
次のデモは、ドローンに付属できる自動落下装置です。
林業架線を張る際に、リードロープを先柱まで引き回す必要がありますが、
それをドローンで先柱まで持っていこうというものです。
ドローンにリードロープを結んで、目的地までフライトし、
目的地でリードロープを投下できる優れものです。
今回はドローンで何ができるのか、どんな活用があるのか紹介させて頂きました。
もっと具体的な実証試験が進めば、実用シーンを想定して
林業の実務者向けの研修を実施したいと思います。