ドイツ林業を紹介するシリーズ始まる
アカデミーは、提携校であるドイツのロッテンブルク林業大学と様々な交流活動を実施しています。
林業分野では、造林技術と獣害対策に関する共同研究や情報交換を行っています。また、毎年9月にドイツで開催されるサマースクール(今年は残念ながら中止になってしまいましたが)には、学生とそれを引率する教員が参加しています。
2017年のサマーセミナーで見聞きしたことを伝える連載が、雑誌『森林技術』でスタートしました。先日に発行された4月号から隔月で12月号まで、計5回を予定しています。
連載のタイトルは、「南ドイツの森林施業」です。アカデミー教員の横井が元原稿を書き、ロッテンブルク林業大学研究員のエントさんを通じて同教授のハインさんに事実確認と補足をしてもらい原稿を完成させるというスタイルをとっているので、この3人の共著として発表します。
連載の第一弾は、「Continuous cover forestry(1)モミ・トウヒの単木択伐林施業」という、ドイツの伝統的な択伐林施業の姿と考え方を紹介する報文です。
『森林技術』は日本森林技術協会が発行する会誌なので、一般の方が目にすることはあまりないと思いますが、一方、林業関係者なら皆さん知っているかと思います。もしかしたら、大きな図書館なら、入っているところがあるかもしれません。
興味があるけど、雑誌を見ることができないという方は、アカデミーまでお問い合わせください。
ちなみに、ここに書いたことや以後の連載に書こうとしていることは、アカデミーの学生には、授業の中でちゃんと伝えていますよ。
報告:横井秀一