スチール社によるチェーンソー講習
今日から3日間、栃木県の株式会社スチールの技術サービス課の木村 卓さんを講師にお迎えし、チェーンソーの講習が始まりました。
事前に「伐木等の業務に係る特別教育」で一通り学びましたが、チェーンソー本体やソーチェーンについては、まだまだ理解が不十分ですので、より専門的なところをスチール社から教育していただきます。
先ずは座学でチェーンソーの刃について、正しい刃の形、目立て角、ディプスゲージなどについて専用テキストやパワーポイントにより解説いただきました。
特に、良い仕事ができるためのアドバイスとして、次の2点には共感しました。
1 正しい目立てをすること
2 適切な2サイクル専用オイルを使用すること
これらはいずれも、基本的事項ではありますが、チェーンソーワークの効率を上げ、機械の消耗を抑え、機械を長持ちさせる点で非常に大切だと考えます。
午後からは校内の広場で丸太を立て、水平切りの練習を行いました。
チェーンソーで切った後の面を、携帯アプリの「水平器」を使って、ちゃんと水平が出ているのかチェックします。後半、かなりの精度で切れるようになる学生も現れ始めました。
今後、何度も練習することで、急峻で足場が悪い現場でも水平な切り口を作る技術を身に着けてほしいと願って1日目は終了です。
林業専攻教員 池戸秀隆