エンジニア科『森林植物同定実習2』
エンジニア科2年生の『森林植物同定実習2』、今回は18名の学生たちと共に、4日間で暖温帯と冷温帯の森林植物のうち、林業に関係しそうな樹木を実習で学びます。
最初は(1)植物を同定するために何を見るべきかをグループごとに探って発表し、情報をシェアリング。続いて(2)クヌギとアベマキ、コナラ、クリの四樹種は何をポイントに見分けるのかを調べてシェアリング。
現場で20樹種ほど特徴を確認しては採取して、グループごとに今採取した樹種を再度確認する。
こうした繰り返し練習を何度もすることで、樹木を覚え込みます。
今回、最も悩んだのが下の写真にある偶数羽状複葉の樹木。
奇数羽状複葉は多いですが、偶数は少ない。カラスザンショウやランシンボク、ムクロジなど候補をあげるが、赤い軸の色がなんとも変。
しかし小葉が少しズレて着生しているからムクロジってことになった。
タブノキは何が特徴なのか? 現場で色や手触り、匂い、様々な同定につながる項目をグループで考えます。
そして朝9時から始まった実習も午後4時30分までに、約60種の樹木を学んで終えたのです。次回は来週、高山市で冷温帯の森林植物を学びます。
以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。