-円板を乾燥してみる-「木造建築のための木材の利用技術」
樹木が山に生えていたときは(立木では)、水分を多く含んでいます。乾燥していない状態を生材といいます。生材の円板を使って、乾燥するとどのように縮むかを見るという授業です。
含水率30%くらい(繊維飽和点)から縮みはじめ、その収縮率の比は、木材の繊維方向によって異なります。異方性といいます。長さ:半径:円周(接線):のそれぞれの方向で0.5:5:10くらいと教科書には書いてあります。
そこで、生材である丸太から円板を切り出し、その円板に背割りを入れて、それを乾燥させると・・・・背割り部分が開き、「パックマン」状態になります。早速、寸法を測って確かめてみます。
では、中をくりぬいた円板を乾燥するとどうなるのでしょうか?
くりぬいた部分の大きさは大きくなるのか、それとも小さくなるのか・・・・アカデミーでは体験型の授業にこだわります。