身に付けた技術で環境改善!「工房設備のデザインと制作」
クリエーター科の1年生達が、工房設備の改善に取り組みました。
工房内の備品の多くは、教員や学生が使い勝手や生産性を考えて自分たちで作ってきたものです。しかし、設備の更新や機械の場所移動もあり、色々と不具合も出てきています。
この授業「工房設備のデザインと制作」は、学生自身が日々使用している工房の中で感じていた不具合を、春から身に付けてきた木工技術で改善していく実践的な実習です。
今回は木工旋盤に使用する「ガウジ」と呼ばれる刃物を収納するラック作りに取り組みました。
学生が描いた図面内容の確認後、側板チーム、棚板チーム、抽斗(ひきだし)チームに分かれて作業を進めました。これまでは教員側から一つ一つ指示をして進めることが多かった実習も、以前に比べて学生自身で工程を考えながら進められるようになってきています。
さて、今回の授業のテーマはデザインと製作。ただ使い勝手の良いものを作るだけでなく、見た目も良く、快適な作業環境を作ることも課題でした。そんな視点で見てみますとどうでしょうか?
今回製作したラックにより、ガウジの収納スペースは以前の2/3になり、旋盤からの距離も近くなったので作業効率も良くなったと思います。これからしばらくは使ってみながらの検証ですね。
皆さん、お疲れ様でした!