木のおべんとう箱展 2023 製作レポート⑤
2023年10月27日(金) 28日 (土) 29日 (日)の3日間、美濃市うだつの上がる町並みで開催されるミノマチヤマーケットと同時開催で「木のおべんとう箱展」と題して、木工専攻の学生7人が製作した弁当箱の展示・販売を致します。
7人の学生が製作したお弁当箱はどんな想いで作られたんでしょうか、それぞれにレポートしてもらいました。
「折りたたみランチボックス」
私が製作したお弁当箱は、組み立て式の「折りたたみランチボックス」です。おにぎりやサンドイッチに最適なお弁当箱です。
最大の特徴は、食後や片付けの際に「折りたたむことができる」ことです。
折りたたむとA5サイズ、軽量なヒノキ材を使ったことで重量200グラム以下と、携帯電話より軽くなりました。不使用時・食後にパタパタとたたみコンパクトにできます。
木目の美しさを妨げないように、しかしお弁当箱の耐久性も考慮して塗装をしました。ウレタン塗装で強度を出し、ガラス塗料で汚れにくいように仕上げています。
授業では「32時間で、10個商品レベルのものを製作する」という条件を目指して製作しています。製作時間は商品の高額化に直結します。シンプルなデザイン、作業工程を心掛けましたが、木地調整と塗装には予想以上に時間がかかりました。
「持ち運びしやすくて、軽くて、綺麗」をコンセプトにした「折りたたみランチボックス」。ぜひ手に取って木目の美しさ、軽さ、組み立ての楽しさを実感していただきたいです。
ミノマチヤマーケットで皆様のお目にかかるのを楽しみにしています!
岐阜県立森林文化アカデミー 木工専攻2年 奥田 真司
おべんとう箱の製作過程などInstagramでも発信しています。
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