【木工教育機関 3校合同PJ】③デザイン案の中間発表
森林文化アカデミー・森林たくみ塾(高山市・民営)、飛騨職人学舎(同)の3校で実践しているプロジェクト。
6月1〜2日に瑞穂市の板蔵ファクトリーを訪ねてテーブル天板に見合う脚をデザインしてほしいという課題を受け、3チームに分かれてデザイン案を検討し始めました。各チームとも混成なので、その間はLINEなどで連絡を取りながらの検討です。
そして6月22日、こんどは高山市の飛騨産業に集合。飛騨職人学舎の玉田学舎長による、原価計算の講義。このプロジェクトは企業向けの商品開発なので、見積り金額もあわせて発表するためです。
飛騨産業、飛騨職人学舎の見学もさせてもらいました。
飛騨職人学舎は、学生が技能五輪に出場し、毎年メダルを獲得することで有名です。手加工を駆使した高度な製作課題に他校の学生たちも感心。
その後はまた各チームに分かれてデザイン検討。何やらテーブルの下に箱を置いて足を載せているチームがありますが、何をしているのでしょう。
翌日、3チームのプレゼン。既に簡単な模型を作ってきたチームあり、図面やスケッチのチームあり。
Aチームは、板を円形に並べて脚を作るアイデア。
Bチームは床柱に使われる丸太を下部に配置して足で感触を味わってもらおうという趣旨のようです。前日実験していた案ですね。
Cチームは、小径木の広葉樹を枝ごと使おうというアイデア。果たして実現できるか。
わずか3週間でしたが、ここまで進みました。
次回は7月15日に森林たくみ塾に集合して、試作や本番の準備です。
久津輪 雅(木工・教授)