お椀とお皿を作ろう「木工旋盤の基礎Ⅱ」
前回の木工旋盤の基礎Ⅰの授業から2か月が経ちました。
前の授業の後、学生たちは頻繁に木工旋盤に向かっています。製作物の宿題があるというのも理由の1つですが、何よりも木工旋盤のモノ作りが楽しいようです。今年の1年生もしっかり木工旋盤にハマっています。
まず授業のはじめは宿題で作ったキノコやコマ、器のチェックから。今回の授業も指導して頂くのは昨年までアカデミーで教員を務めていた、今はツバキラボのワダケンジ先生です。
前回は刃物をすべてワダ先生に研いでもらっていましたが、今回からは研ぎ方を教わり自分たちで研ぎます。最初はなかなか難しく苦労しますが、旋盤作業は研ぎが頻繁に必要になります。昨今、木工旋盤の刃物(ガウジ)の研ぎは冶具を使用するのが一般的で、かなり簡単に研げるようになっています。
今回の課題は「お椀」そして「平皿」です。
お椀は見本にならった形を。平皿は基本になる寸法を割り出して図面にならった形を目指します。
さて、皆サンプル通りの形に仕上がるでしょうか?
お椀は中掘りに、平皿は板の振動に苦労します。それでもアドバイスを参考にしながらそれぞれ形に仕上げていきます。
授業で作ったお椀と平皿は年明けの授業で塗装をして完成させる予定です。
木工専攻 講師
前野 健