学生提案「木造カーポート」へのコメント

木造建築の新しいかたち（その239）木質構造に関する住育の取り組み
専門技術者研修「これからの木造建築構造を考える」に御参加していただきました建築実務者の皆さんに「木造カーポート」の学生提案をご覧いただき、コメントシートへの御記載の御協力をいただきました。

この木造カーポートは、翔楓祭でも展示して一般投票をしていただいた作品です。

非住宅施設の木造化や木質化などをすでに取り組まれている岐阜県内の建築実務者などから、コメントシートによる学生へのアドバイスをいただくことができました。今後、コメントシートを学生にフィードバックさせていただきます。今後の学生の学びの糧になるのではないでしょうか。

研修後の大変お疲れの中、そして大変お忙しい中、コメントシートへの御記載を御協力いただきました建築実務者の皆様、大変ありがとうございました。

それから、この「木造カーポート」の設計提案を、先日、打ち合わせでいらしておりました「i-木構」の伊藤さんにも御覧いただきました。その際に、「木造や建築を勉強し始めてわずか半年の学生さんが、３Dで設計して、よく構造解析までやっていますね。日本の教育機関では他には無いと思います。」と、コメントしていただきました。

結構先端的な構造教育をしていると自負しておりますが、日本で木造構造設計で非常に有名な i-木構 さんからこのような評価をいただけますと、改めてうれしいものです。

また学生も、学生さんが身に付けた構造スキルに対して、もっと自信を持ってもいいのではと思っておりますところですが、・・・学生自身は木構造スキルの成長をあまり実感してないのかなぁ。

私としては、もっと木構造を勉強したいと思っている学生の気持ちはありがたいことです。（もっと木構造の課題をだそうかなぁ。）

教授　　小原　勝彦