棚製作 (自力建設2022「丁稚基地」)
自力建設において、最後の仕上げとなる棚の作製を行いました。
棚は作業机を兼ねた棚、電動工具棚、釘・ビス棚とコンテナ棚の4箇所あり、お互い意見を出し合いながら学生各々で設計しました。
棚材は、外観上きれいに見せたい箇所に関しては無節の材が良いため、アカデミーと連携協定のある中津川市産材を購入しました。
材の木取りを行い、組み立てへ。
棚の組立時には明かりが点くようになっており、夜の作業も捗ります。
各々設計した棚ですが組み立ては協力しながら行いました。
エンジニア科の方々にも手伝っていただき、ありがとうございました。
そして完成!まずは作業机兼用の棚です。
大きな作業机と作業に使う道具が収納できる棚が設置されています。
外の眺めも考慮された心地よい空間です。
次に電動工具用棚。
電動丸鋸が置きやすいように棚板を傾斜させて一部をくり抜いています。
電動ドライバーなども引っ掛けられるように考えられています。
次は釘・ビス用棚。正面入口を入って真ん前に鎮座する棚です。
綺麗な材を使い、ビス穴が分からないように工夫されています。
最後はコンテナ用の棚です。
濡れたコンテナを置いたとしても大丈夫なように、棚板に杉の赤身をふんだんに使用しました。
一人ひとりのこだわりが詰まった4つの棚が出来上がりました。
これで2022年度自力建設「丁稚基地」の一連の作製は終了です。
最後に倉庫の引越しを新たな自力建設を始めている一年生と一緒に行いました。
木造建築の良さの一つは改修しながら使い続けられることだと思っています。
これから倉庫として使用して行く中で補修が必要な箇所が出てくるかと思いますが、末永く使用してもらいたいと思います。
自力建設は木造建築専攻の授業の一環ではありますが、建築専攻の力だけでは決して出来るものではありません。
他専攻の先生方や学生、及び外部講師の方々など様々な方の協力があって出来た建物です。
携わってくださった方々に改めて深く感謝いたします。
木造建築専攻 2年 杉山達彦