【手計算で挑戦!】 木造の許容応力度計算
木造建築の新しいかたち(その228)木質構造に関する住育の取り組み
実務者のスキルアップをする住育:専門技術者研修「木造建築の許容応力度計算演習」を開催しました。この一連の研修は全5回となっていて、モデルプランに基づいて構造計算をひととおり実施する研修となっています。
第4回は『柱の座屈と面外風圧力』、『横架材の曲げ・せん断・たわみ』を研修しました。柱の座屈については、「柱の小径」という形で仕様規定に組み込まれていることを研修しました。「柱の小径」の規定は2025年の改正建築基準法で改定予定であることも踏まえて研修しました。また、柱の設計(座屈に対する検討)、梁(小屋梁・床梁)の設計、横架材端部接合部(せん断)の検討について、手計算による演習をおこないました。
ここまで来ますと、あとは基礎の設計と屋根葺き材の設計を残すのみとなります。最終回の次研修を楽しんで受講していただけますと幸いです。
教授 小原 勝彦