令和５年度岐阜県木造住宅アドバイザー等養成講座

木造建築の新しいかたち（その227）木質構造に関する住育の取り組み
岐阜県では、林政部 県産材流通課さんが主催して、県産材を活用した木造住宅に関する相談・要望に応えることのできる建築士の方を「岐阜県木造住宅アドバイザー」として養成・認定しています。平成18年度の講座開始から令和4年度までに314名の方がアドバイザーとして認定されています。

この岐阜県木造住宅アドバイザー養成講座の第２回として、森林文化アカデミーを会場に木造住宅の耐震性や構造計画の基本を学ぶ講座「木造住宅の耐震と構造計画の基本」を行いました。

木造住宅の構造に関する現状の仕様規定、構造計算ルートの違い、震災調査からみる木造住宅の被災状況と耐震性、2025年4月施行予定の建築基準法正法関連の情報のほか、軸組構法の構造全般についてお話ししました。

受講生の皆さんには木造住宅アドバイザーになられた際に、耐震性が高く安心安全な岐阜県産材住宅の提案をしていただきたいと考えています。

教授　　小原　勝彦