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2023年10月23日(月)

【専門技術者研修】 これからの木造建築構造を考える

木造建築の新しいかたち(その226)木質構造に関する住育の取り組み
2025年4月施行予定の建築基準法正法関連をテーマとした専門技術者研修「これからの木造建築構造を考える」(第2回)を開催しました。話題提供は小原です。

研修の様子
まずは、現行法規のおさらいを行い、次に改正法に関する情報共有を行い、そして改正法に関連して木構造で対応すべきことについて未定の部分もありますが情報共有しました。情報共有をしているうちに、この法改正による影響範囲について、木造建築の設計業務のみにとどまらず、建築確認の状況や、建築現場における木材品質管理、製材・乾燥・プレカットにおける今後の対応、さらに林業の現場まで影響範囲が広がっていきそうであり、広範囲にわたって何らかの対応が必要になってきそうです。

研修の様子
改正法関連で設計業務に直接影響を与えそうなものの1つである伏図作成に係る「岐阜県産ヒノキ横架材デジタルスパン表」について、ノートパソコンを使用した演習を行いました。

研修の様子
時間の制限もあり、背景まで遡った研修内容には至れず、木構造の核心に触れたお話になってしまいましたので、少々難しい内容になってしまった項目もあったかと思われますが、参加者の皆さんは改正法対応へ更なる一歩を踏み出されたと思います。

これからの木造建築構造のあり方について、改正法対応およびデジタルスパン表活用の観点から考える研修内容となりました。

教授  小原 勝彦