【韓国視察（１）】　Korea Build 2023

木造建築の新しいかたち（その204）木質構造に関する住育の取り組み
韓国視察レポート第１弾。Korea Build 2023 の視察を行いました。Korea Buildは1986 年から開催されていて、今では年間数回（ソウル・COEX、͡高陽・KINTEX、釜山・BEXCOなど）ほど開催されている韓国建築総合展です。

直近の出展数と来場者数は以下の通りです。
・KOREA BUILD WEEK(KINTEX) 2023 ２月：出展数2,400、来場者数66,028人
・KOREA BUILD SEOUL(COEX) 2022　７月：出展数1,367、来場者数51,963人
・KOREA BUILD WEEK(KINTEX) 2022　3月：出展数1,815、来場者数56,963人

2023年8月の会場はソウル市の江南地区にあるCOEXで8/3～8/6の４日間開催されました。
日本からは「JAPAN WOOD」にて数組織がまとまって出展していました。

韓国で多くの木造住宅（主に２×４工法）を手掛けているドジョンハウジングやハンダウン建設などの出展もありました。

韓国の木造住宅について状況をヒアリングしました。コロナ後の韓国は不動産価格が暴落していて不景気な状況であり、コロナ前に比較して木造住宅は４割程度の売り上げとなっています。コロナ前に比較し木材の流通量は減少しているようですが、木材流通業では売り上げはあまり変わりないという状況のようです。

教授　　小原　勝彦