木の重さを知ろう × もくざいバランスゲーム
なかつがわ山の日イベント「山day」にて,森林文化アカデミーブースを出展しました。
テーマは「木の重さを知ろう」です。“木材”と“構造”に関わる2つの企画を行いました。
構造の企画「強い柱選手権」については、小原先生がブログで紹介しています。
木の重さを知ろう × アカデミーカップ「強い柱選手権」 : 岐阜県立森林文化アカデミー (forest.ac.jp)
木材に関する企画として、私(石原)は「もくざいバランスゲーム」というミニゲームを用意しました。
ルールは簡単です。
①好きな「木材」(3センチ立方のサンプルです)を一つ選んで、てんびんにのせます。
②1分以内(大人は30秒以内)に、あらゆる「木材」のサンプルを組み合わせて、てんびんを釣り合わせます。
・・・チャレンジに成功したら漏れなく景品(駄菓子)を進呈しました。
意外と難しく、(大人であっても)チャレンジに失敗する人もちらほら。
なお、最短タイムは10秒でした!
さて、世界で最も重い木材はリグナムバイタ(比重1.2程度)、最も軽い木材はバルサ(比重0.1~0.2)です。
つまり、「木材」といっても、種類によっては最大10倍くらい重さが違うけです。
木材の重さの多様性を理解してもらうのがこのゲームの狙いになります。
使用した木材を重さ順に並べてみました(木材じゃない素材も何個か混じってますが…)。
個体差や木取りによって重さはかなり異なるので、図鑑に書かれている通りとはいきません。
例えば、今回はチークを2つ用意したのですが、重さ(と色合い)にかなり差がありました。
これもまた木材の面白いところです。
なお、このゲームに使用したサンプルの大部分は、森林研究所・中通部長が製作したものです。
一部のサンプルは、私の前職場の同僚(北海道立総合研究機構林産試験場・住吉氏)に製作していただきました。
ご協力、感謝いたします。
講師 石原 亘