【手計算で挑戦!】 木造の許容応力度計算
実務者のスキルアップ:専門技術者研修「木造建築の許容応力度計算演習」を開催しました。この一連の研修は全5回となっていて、モデルプランに基づいて構造計算をひととおり実施する研修となっています。
第1回は『荷重・外力について』研修しました。建物の重量、積載される重量、積雪荷重、風圧力や地震力など、木造住宅を設計する通常の仕様規定の簡易構造検討では計算しない「荷重」や「外力」について、手計算によりおこないました。
また、『梁上耐力壁の許容せん断剛性の低減計算』について研修しました。梁上にある耐力壁はそれを支える横架材の剛性によって見かけの変形が生じるため、梁上耐力壁の剛性を低減して考える必要があります。木造住宅を設計する通常の仕様規定の簡易構造検討では検討しない「梁上耐力壁の剛性低減」について、演習を手計算によりおこないました。
教授 小原 勝彦