【これからの木造建築構造を考える】木造建築の限界耐力計算
木造建築の限界耐力計算をテーマとした専門技術者研修「これからの木造建築構造を考える」(第1回)を開催しました。話題提供は相知正人氏(木の建築オープンラボ 代表)と小原です。
まずは、私から限界耐力計算について話題提供をしました。木造建築の構造検討方法(壁量計算、許容応力度計算、許容応力度等計算、保有水平耐力計算、限界耐力計算、時刻歴応答計算など)について概略をお話し、限界耐力計算の意義・特徴などについて説明しました。
次に、相知氏より限界耐力計算について計算の流れ、計算例の他、限界耐力計算で設計した木造建築の事例について、講義をしていただきました。
参加者の方々の関心が高い限界耐力計算であるため、非常に活発なディスカッションとなりました。
これからの木造建築構造のあり方について、限界耐力計算を通じて大地震に関する耐震性能設計の観点から考えることができた研修内容となりました。
教授 小原 勝彦