木材・木造建築の視察(木を建てる-稲山正弘展)
木材・木造建築に関する視察にて東京都港区のGallery5610にて開催されている「木を建てる-稲山正弘展」へ学生とともにお伺いさせていただきました。
稲山先生は岐阜県立森林文化アカデミーの構造設計をなされております。アカデミーの展示もしていただいております。
私が博士課程の学生であった際(もう四半世紀前のことですが・・・)に稲山先生の事務所にてアルバイトをさせていただいておりましたので、私にとっては構造設計実務の師匠でもあります。
また、私の妻が稲山先生と一緒に仕事をさせていただきました北沢建築さんの展示もありました。
さらに、以上のような繋がりから、私事ながらシンフォニー号で船上結婚式をした際に稲山さんにも御出席していただきました。その節はありがとうございました。
さて、視察の話に戻します。
稲山先生の初期の頃に構造設計された建築について私は存じ上げているのですが、近年の建築については初めて拝見させていただきました。構造の大枠の考え方やディテールについても非常に勉強になりました。
稲山先生は今年の3月で御退職ということで残念ではございますが、さらに今後も独創的な木造建築構造を生み出して行ってくださることと思います。
もし今後、少しお時間ができるようでしたら、アカデミーの授業や研修を少しお持ちいただくことができないかどうか、稲山先生に御相談させていただきたいと考えています。(アカデミー開学当初は、非常勤講師として稲山先生に毎年アカデミーへいらしていただいておりました。)
学生も展示を拝見させていただきまして、木構造での可能性の広がりを感じたようです。
御視察させていただきまして、ありがとうございました。
教授 小原 勝彦