既存格子撤去(自力建設2023 ほとりの櫓)
建築予定地の目の前にあるアカデミー校舎の格子を撤去する作業を行いました。
撤去作業を学生のみで行うのは危険なので、大工さんの指導の下で作業しました。
屋外階段が完成したときの通り道を確保するために、この格子を撤去していきます。
アカデミーの象徴とも言える格子を撤去するのは、後ろめたさを感じてしまいますが、
自力建設完成のために、気持ちを切り替えて作業していきます。
まずは、格子を撤去しても二階の床が落ちないように、仮の柱を立てます。
天井のルーバーを切り取り、二本の柱をジャッキアップして二階の梁を直接支えてから、格子の撤去に取り掛かります。
手ノコや丸ノコでは時間がかかるのでチェーンソーで一気に切っていきます。
建築専攻の中で、チェーンソーを扱えるのは元En科の私(山下輝)だけなので、1人でがんばって切っていきました。
周りのサポートもありながら、無事、全ての格子を撤去することができました。
次は、撤去した格子の代わりになる柱や梁を建てていきます。
既設の校舎との兼ね合いも考えて建てなければいけないので、少し変わった仕口や建て方をしました。
土台を水平に設置するのに苦戦しながらも、なんとか代わりの柱と梁を建てることができました。
撤去された格子や空間を見ると、自力建設の工程がまた一歩進んだことによる、建て方への緊張感と期待感を持った複雑な気持ちになります。
森と木のクリエーター科 木造建築専攻1年 山下輝
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