配筋・型枠・打設(自力建設2023 ほとりの櫓)
前回無事に掘り方を終えたのも束の間
いよいよ基礎工事も本番が参りました。
待ちに待った生コンの手運びが始まります!
今回の基礎工事では大きく3工程に分けられます。
- 捨てコンクリート
- ベースコンクリート
- 基礎立ち上がり部
まずは捨てコンクリートを打設し、ベースコンクリートの墨出し(位置を出すこと)を行います。
そのために、前回掘り出した場所に専用の機械で振動と圧力をかけて地面を水平に敷きならします。
基礎屋さんに教えていただくも
なかなか思うように転圧がかけられず
若干腰は引けてますがなんとか完了。
そうして整地した上に捨てコンクリートを打ちます。
今回の建設地が校舎の奥まった場所にあるため
一番現場に近い駐車場から現場まで一輪車を使って手運びです…
コンクリートを現場に流し込んでは
木コテを使ってコンクリートの表面を整えてます。
作業スペースが限られているので高さの確認を取るにも一苦労…
そうして捨てコンクリートが固まったら次は墨出し。
ベースコンクリートの位置を出して
そこに鉄筋と木枠を組み上げコンクリートを流し込みます。
こうしてベースコンクリートができたら
基礎の立ち上がりの作業に移ります。
まずは、基礎に埋め込むアンカーボルトを設置。
事前に図面で設定した埋め込み深さと設置箇所の位置を元に慎重に施工します。
作業しているとちょっとした事で水平垂直がずれるので根気強く進めてなんとか完了!
アンカーボルトの設置が完了すると次は木枠の据付です。
立ち上がりの鈍角となる部分の木枠の納め方を検討している棟梁らとそれを見守る大工さん。
無事角も納まり、木枠も完成!
立ち上がり部のコンクリートを施工し、
レベラーで水平を出してコンクリートの作業は完了。
乾燥を待って無事型枠を外して…完成です!
建築工事の一番初めであり、高さ関係が定まる基礎工事。
体力仕事でありながら施工精度も求められる非常に難易度の高い作業で
改めて職人さんの施工技術の高さに身をもって実感しました。
建て方に向けて木材の加工も着々と進めています。
続きもお楽しみに〜
森と木のクリエーター科 木造建築専攻1年 岩本
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