2025年02月17日(月)
建築技術と建築現場用語辞典
木造建築教員の辻充孝です。
2月17日発売の「建築技術2025年春号No.900」に「表面結露と内部結露」の話題を4ページの執筆を行いました。
月間 建築技術から季刊 建築技術に変わった記念すべき第1号の特集は、南雄三さん監修の「高断熱・高気密住宅の三つの水対策 漏水・結露・浸水」です。
住宅を長く住み継ぐためにとても大切な内容が、各執筆者によって語られています。
建築実務者必読の特集号です。
私は、その中でも結露の基礎的な考え方を4ページで整理しています。
高断熱・高気密住宅は、内外温度差が付きやすく、適切な躯体構成を検討しないと内部結露に発展しやすくなります。
建築実務者には仕様規定(繊維系断熱材を使用する場合は室内に防湿層を設置)だけでなく、定常計算によってしっかり安全性を確認したいものです。
防露対策の定常計算ができるツールとして先日の専門技術者研修でも使用した環境デザインサポートツールがあります。
気になる方は、今後も専門技術者研修で開講予定ですので、適宜チェックしてみてください。
気になる方は、今後も専門技術者研修で開講予定ですので、適宜チェックしてみてください。
もう一つ書籍の紹介です。
2月19日発売の「超図解でよくわかる建築現場用語辞典【カラーポケット版】」(エクスナレッジ)で断熱・気密工事の監修を行いました。
改訂版のため、先代の執筆者によるオリジナルの用語解説も踏襲しつつ、新しい情報にアップデートし、断熱のみの記載だったものに気密工事を足しました。
用語辞典なので細かな納まりまでは網羅されていませんが、だいぶ整理されたのではと思います。
辞典というだけあって他の工事も知らない言葉が多く勉強になります。