今年も開催。「こはラウンジ」in 翔楓祭(その2)
木造建築の新しいかたち(その235)木質構造に関する住育の取り組み
森林文化アカデミー翔楓祭で開催した「こはラウンジ」の様子を報告します。
アカデミーにおける教育活動の主なものとして、自力建設プロジェクトや木構造設計(木造カーポート)提案などを行いました。
2022年度の自力建設の内容に関しては、別途ブログにたくさん報告がありますので詳細は省略いたしますが、展示の様子を示します。
今年の私の木構造課題は「木造カーポート」の提案です。各学生さんから岐阜県産材利用のさまざまな木造カーポートの提案がなされました。
【課題文章より】
森林文化アカデミー来客用駐車場の背面の格子壁が劣化により撤去された。以前より屋根がない状況である。また、令和5年8月に視察した韓国で木造カーポート(150台駐車したい)の相談があった。これまでにも白川町の設計事務所(屋上緑化したカーポートが欲しい)、名古屋市の工務店(高級車数台を駐車というよりも展示できるカーポートが欲しい)などからも木造カーポートの相談があった。こういったニーズに対応できるような木造カーポートの提案をしたい。
耐久性を配慮した木造カーポートの構造架構を提案して欲しい。地域材利用として「カーポートのモデル」となるようなアイデアを盛り込んだ提案を希望する。
また、これらの設計提案に関して翔楓祭来場者による設計作品への投票会を行いました。2日間合計で147名が投票に御参加くださいました。御協力ありがとうございました。
まだ、この木造カーポート設計提案に関する徹夜作業は続きますので、現時点では各学生の得票結果の公表は控えておきますが、いつか翔楓祭来場者投票会結果に関して、学生を表彰したいと考えています。ひとまずは学生の皆さん、大変お疲れ様でございました。
教授 小原 勝彦