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2019年09月16日(月)

子どもと自然に脱帽 (^o^)

Tree Climbing・Horse therapy・Wood works 

  みなさん、JIRIです。岐阜県立森林文化アカデミーのオープンカレッジで『NPO法人 心をつなぐホースセラピーぐりん・はあと』の仲間たちをお迎えして、普段は触れることが少ない森での遊び、ポニーとのふれあい、自分が作りたいものを作る木工工作をしてもらいました。

 

 

ツリークライミングではもくもくストレッチの後に、森に「お邪魔します」と挨拶して、次にクライミングする木に手を当てて「よろしくお願いします」と挨拶しました。

そしてツリークライミングサドルを付けて、いざクライミングです。今回は男の子のグループと女の子のグループの2つに分けて、それぞれ半日ずつ体験しました。

 

 

 最初は「怖いよ」とか、「ぼく高いところ苦手なんだ」と言っていた子供たち。

私が「今日は高い場所まで登れた人がすごいわけでもなく。早く登れた人が偉いわけでもない。実は高いところは苦手だけど、今日は1mは登るぞ! とか、恐怖症を克服するぞぉ~! とか、自分なりの目標を達成できた人が偉いんだよ」と声掛けすると、各自のペースで樹上の世界を楽しみながら、樹上の風、景色、そして昆虫や樹木観察を楽しいんでやってくれました。

 

 

途中、一回クライミングを終えて、ツリーボートでリラックスタイムする男の子たち。

わいわい言いながら、仲間意識も深まっていきます。

 

 

本当は怖かったはずの弱視のお子さん、あれよあれよと10m上まで到達してしまいした。

気持ちの良いそよ風、仲間や家族の声援、そして心地よい緑、みんなが彼を応援してくれたことで、彼は10mまで登れたのです。

 

 

女の子たちもスイスイと登ってくれました。お子さんによっては5回もロープを変えてクライミングに挑戦してくれました。

でもツリーボートは格別に楽しいようです。

 

 

今回は近藤先生にお願いして、ポニーを2頭連れてきてもらいました。

少し大きな雌馬と小ぶりの牡馬、周辺の草を食べてくれるし、肥料となる糞はしてくれるし、持続可能な社会には欠かせない存在のような気もします。

 

 

別に馬に乗らなくても、子どもたちが馬にえさを与えたり、体に触ったりするだけで、ホースセラピー効果が生まれます。こちらが素直になって馬と接すれば、馬も人を理解し、一緒に遊びたがる。馬は人を見分けられるからこそ面白いのです。

 

 

ポニーくんたちも木陰が気持ち良いらしく、馬にとってもいい時間を過ごすことができたのです。

 

 

最後に木工工作です。写真のお子さんは自宅にミニカーがたくさんあるので、それを入れる箱を作るのが目的だそうです。

約2時間かけて箱を完成させ、嬉しそうに持ち帰ってくれました。自分だけの宝物を自分の力で作り上げる。彼の達成感は相当なものでした。

 

ちなみにこの木工の材料は、木工専攻の前野先生がご用意して下さったものです。非常に扱いやすいいい材料でした。ありがとう御座いました。

 

 

最後に、『NPO法人 心をつなぐホースセラピーぐりん・はあと』は、健康な人や心身に障がいを持った人など幼児から高齢者まですべての人に対して、豊かな環境の中で馬を活用したホースセラピーをはじめ、生き物や自然や農業に関わる活動により、心身ともに充実し生き甲斐をもって生活できるような支援に関する事業を行い、青少年の健全育成をはじめ、人と人との交流及び地域社会の発展に寄与することを目的とする団体です。

 

森林総合教育センターは、「すべての人に」を合言葉に掲げていますが、まだまだそれには達しておりません。今後もすべての人に少しでも自然の素晴らしさ、森林の良さ、木材の良さを知って頂ける活動につなげたいを考えています。

以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。