第五回 全国林業大学校対抗伐木選手権(三林大伐木選手権)2日目
初日のオリエンテーリングに続いて、16日(金)に伐木選手権が開催されました。
http://www.forest.ac.jp/academy-archives/sanrindai2018-1/
選手の皆さんは朝7:30に集合し、チェンソーなどの準備を行いました。
開会式では、昨年優勝校の森林文化アカデミーを代表して、実行委員長の日下部君が斧入れ式を行いました。
それでは開催競技を順に紹介していきます。
① ソーチェン着脱
チェンソーからソーチェンを外し、ガイドバーを180°回転させて、別のソーチェンを素早く装着します。今年の青森で開催されたJLC日本伐木選手権を参考にしています。各校から2名ずつの出場です。
② 合わせ切り競技
地面から7°傾いた2本の丸太を垂直に上下から切り出します。ルールはほぼJLCと同じで、35cmの丸太を使用しました。各校から2名ずつの出場です。
③ 目立て競技
スチールのMS201を使用し、上刃をつぶしたソーチェンを制限時間15分で目立てを行います。目立て後、角材を3回カットし、より短い時間でカット出来た者の勝利です。各校から2名ずつの出場です。
④ 薄切り競技
出来るだけ薄く円盤を切り出す競技です。各校から2名ずつの出場です。
⑤ ロープ上げ競技
高さ5mの丸太を使用し、ロープ上げを行います。3人1チームで、3人全員が5m以上ロープを上げるまでの時間を競います。各校3名×2チームの出場です。
⑥ 手鋸伐倒
チェンソーを使う競技が多い中、昔ながらの手鋸や斧による伐倒競技を行いました。木を倒して、トビでゴール地点まで運材するまでの時間を競います。各校2〜3名1チームのの出場です。
⑦ 枝払い競技
丸太に穴を開けて、丸棒をさし、枝に見立てて枝払いを行います。JLCと同じ枝のパターンで30本の枝を差し込んでいます。枝払いの後が5mm以上残ったり、丸太に深さ5mm以上の傷がつくと減点になります。各校3名の出場です。
⑧ 伐倒競技
10m先の目標を狙い、伐倒を行います。今回は演習林から切り出したスギを地上部14mの高さで垂直に立てました。
さあ、学校対抗の結果は……
総合優勝は15ポイント獲得の長野県林業大学校です!アカデミーは残念!2位です(14ポイントでおしい!)。
今回の伐木選手権は以下の企業の皆様に協賛頂きました(順不同)。
株式会社 スチール
ハスクバーナ・ゼノア株式会社
岐阜県森林組合連合会
株式会社 東陽
株式会社 アキラ商会
有限会社 西山商会
株式会社 モンベル
ありがとうございました。
なお、今回の伐木選手権にも京都林大校長の只木先生が来てくださいました。今回もこれからの森林・林業を担う若者にエールの言葉をかけて頂きました。ありがとうございました。
最後に記念写真です!みなさん、お疲れ様でした!
杉本より報告でした。