林木育種・育苗2018第9回
本日のエンジニア科1年生の授業「林木育種・育苗」では,郡上市白鳥の「岐阜県白鳥林木育種事業地」へ行き,岐阜県の採種園事業について解説や,白鳥の採種園の施設の見学,ヒノキ球果の採取体験をさせてもらいました。
同事業地を管理している霞さんに解説と案内をしてもらいました。同事業地は昭和27年に創設され,66年の歴史があります。岐阜県には採種園が他にも2箇所ありますが,ここの面積が一番大きく,また,県内の採種園で採れた種子をまとめて管理しているとのことでした。
採種園の施設を案内してもらい,コンテナ苗を育苗している温室や少花粉スギのミニチュア採種園,無花粉スギの採穂園,ヒノキの採種園の手入れについて教えてもらいました。
一通り施設を見学した後で,今年収穫予定のヒノキの母樹から球果を採取する体験をさせてもらいました。エンジニア科1年生18名全員で取り組んだ結果,1時間程度で10キロ強の球果を採取することができました。その一部を,来月の授業で種子の観察や計量で使うために持ち帰らせてもらいました。
種子の重量は球果の重量のだいたい10分の1になります。次回の授業ではそれを体験してみたいと思います。お楽しみに。
報告:玉木(教員)