「木質建材をつくる」(自力建設プロジェクト2016・集成材づくり)
今年の自力建設の課題発表から2ヶ月が経ちました。5月末の講評会でいただいた意見を元に構想から練り直し、ようやく形が見えてきました。 そんな中で今日は「木質建材をつくる」の授業がありました。 吉野先生の指導のもと、エンジニア科1年生のみんなと一緒に自力建設で使う木材を作っています。 今日は授業の始めに自力建設の現状をエンジニア科1年生にお伝えして、授業で製作してもらっている材がどこにどんな風に使われるかを説明しました。
今日作ったのは集成材です。 アカデミーの演習林から伐った木を製材した板を使いました。 まずはプレーナーと呼ばれる電動カンナで表面を整えます。
ここで重要なのは削りすぎないこと。 材を薄くすると、重ねる枚数が多くなり、接着剤を使う面も増えてしまいます。 次に接着剤を塗ります。 今回はイソシアネート接着剤を使用しました。 接着剤はどんどん硬化していくので、接着剤を作ってからは時間との勝負です。
両面に接着剤を塗ったら、端を揃えながらプレス機に重ねていきます。
今回は長さ4m、ラミナ積層厚480㎜、ラミナ幅120mmの集成材を2つ作りました。 完全に接着したら、必要なサイズに製材して完成です。 今回作った集成材は屋根の板材になる予定ですが、どうなることやら…。 これからも続く自力建設プロジェクト。今後もご協力よろしくお願いします!以上、クリエーター科1年の玉置でした。