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2020年07月03日(金)

私の課題研究、少し覗きませんか?

森林文化アカデミーのクリエイター科では2年生になると課題研究が始まります。
この課題研究は、それぞれが興味を持ったことをテーマに設定し、一年かけて研究をしていくものになっています。2月には発表会も控えているので、学生的にはそろそろ研究を軌道に乗せたいところです。今回は木造建築専攻2年生である、私の課題研究の紹介と宣伝をさせていただこうと思います。

私の研究テーマは「木造建築のデザイン解析」です。良いものを設計したいという入学当初の想いをそのままテーマにしました。研究の流れは、

①建築をみる。
②写真を撮る。
③測って絵を描く。
④良かった点を文章で書き出しインスタグラムに上げる。

という感じです。これをやりながら、良いデザインとは何かを探っていこうと思っています。好みの問題ではない「いいもの」がデザインの解析によって、わかってくるのではないか。という研究です。では過去にインスタグラムに投稿した中の1つを紹介します。

 


 

軒のデザイン1

奥への流れが気持ちいい通路

柱はよく使われる120mm×120mmのものより少し小さい105mm×105mmの柱を使っています。たった15mmの差だと思いますが、105角の柱はコツンとした感じがあり、静けさのあるリズム感があります。通路の先に店があるのですが、通路から斜めに入った所に配置されているため、奥からは水盤の水と木の緑が見えます。105角の柱リズム感と自然がマッチしていて気持ちの良く歩けます。

軒のデザイン2

軒のデザイン3

通路の内側からは、梁と垂木が見えてきます。柱のサイズと柱間の距離に対して梁は太く見えます。面戸もあるため、影で太く黒い横線が入っています。垂木のピッチもゆったりした道幅、高さ、柱間にしては細かく入り過ぎている感じがします。柱、梁、屋根の一体感がなく、分断されているようです。通路から外への見え方は微妙でしたが、外からの見え方と、奥への流れはとても気持ちよかったです。


 

と、こんな感じです。他にもいくつか投稿しているので、興味を持って下さった方は是非フォローをお願いします。

アカウント名はshotaro_819#1日1建築 で投稿しています。
毎日コツコツやっていこうと思うので、たまに見に来て下さると嬉しいです。
あと絵のクオリティも上げていきたいですね。

 

木造建築専攻2年 松下昌太郎

 

 

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担当教員の松井匠です。
松下君は、課題研究「木造建築のデザイン解析」のために、建築探訪で情報取集をしています。
情報の集積と整理と発信を兼ねてインスタグラムで公開しています。ぜひみなさんフォローしてください。
「ここの建物はおもしろかったよ!」などいろんなコメントをいただけると嬉しいです。
よろしくお願いします。