木造建築デザインワークショップ 計画案プレゼンテーション
月曜日から始まった森林総合教育センターのデザインワークショップ。本日代表利用者のナバさんに向けて計画案のプレゼンテーションを行いました。
月曜の夕方から、グループに分かれてそれぞれの意見をたたかわせていると、いろいろなアイデアが出てきます。
それぞれに良さがあり、捨てがたい要素もたくさんありますが、コンセプトを意識しつつ、1つに収斂していく作業をしていきます。
建物もいろいろな形状をスタディしています。
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途中、構造の小原先生チェックが入ったりと、実現可能な計画案に練り上げていきます。
このうねる屋根は母屋に薄い板を張って・・・。木造トラスで壁を極力なくすことができると・・・。力強いラーメン工法で仕上げては・・・。考えるヒントを与えつつ、学生がどのように構築するかを見守ります。
作業は実質三日半という非常に限られた期間ながらも、なんとか完成させてプレゼンテーションに臨みました。
模型を前に、具体的な利用形態や構造等も説明していきます。
当然、代表利用者のナバさんからは部屋の大きさや、トイレの位置、構造材の仕上げ方など、いろいろ意見も出てきます。事務局からも、予算や植栽の土壌改良、運用上の注意点など、質問も入ります。
この短期間に、よくぞここまで計画を練ったものだと感心しましたが、惜しむらくは作業に追われてプレゼンが弱いこと。せっかく考えていることが十分に伝えきれていません。
明後日に控えた全体ワークショップ講評会にむけて今日いただいた意見や質問も反映させよりよく練っていく作業が始まりました。
粗削りだった部分の完成度を上げつつ、わかりやすいさにも配慮された今日とは違ったプレゼンを期待しています。
建築家の隈研吾さんもいらっしゃる予定で、いろいろご意見もいただける非常に貴重な機会。どんな反応が飛び出すか楽しみです。
准教授 辻 充孝