【Web活】手計算で挑戦! 木造の許容応力度計算
木造建築の新しいかたち(その181)木質構造に関する住育の取り組み
実務者のスキルアップをする住育:専門技術者研修「木造建築の許容応力度計算演習」を開催しました。この一連の研修は全5回となっていて、モデルプランに基づいて構造計算をひととおり実施する研修となっています。コロナ禍のため、Web活の一つとして参加者の皆さんが仕事の合間の「ひと勉強」としてできるように、オンデマンド視聴型の研修によって開催しています。
第5回は『地盤と基礎の計算』、『地盤の許容応力度の算定と基礎形式の選定』、『接地圧の検定』、『基礎梁の長期および短期の曲げとせん断に対する検定』、『軒、けらばの負の風圧に対する垂木断面・垂木-軒桁接合部の検定』、『屋根葺き材等の検討』の講習を視聴していただき、手計算による演習をしていただきました。
地盤については通常の設計でも仕様規定として実施していますので、イメージしやすかったのではないかと思います。軒、けらば関連については、ちょっと式が複雑で難しいところもあったかと思います。
全編Web研修にて、参加者の皆様には御不便をおかけいたしましたが、Web研修ならではの「好きなだけ、繰り返し視聴できる」利点を活かして、学びを深めることができたのではないかと思います。
これで、今年度の専門技術者研修「木造建築の許容応力度計算演習」は終了となります。研修を受講された方々、大変お疲れ様でございました。
教授 小原 勝彦