【Web活】手計算で挑戦! 木造の許容応力度計算
木造建築の新しいかたち(その175)木質構造に関する住育の取り組み
実務者のスキルアップをする住育:専門技術者研修「木造建築の許容応力度計算演習」を開催しました。この一連の研修は全5回となっていて、モデルプランに基づいて構造計算をひととおり実施する研修となっています。コロナ禍のため、Web活の一つとして参加者の皆さんが仕事の合間の「ひと勉強」としてできるように、オンデマンド視聴型の研修によって開催しています。
第3回は『偏心率について』、『水平構面について』、『柱の長期軸力について』講習を視聴していただき、手計算による演習をしていただきました。
耐力壁配置のバランスについては通常の設計でも実施していますので、偏心率の計算についてはイメージしやすかったのではないかと思います。水平構面については、通常の設計ではあまり定量的にチェックすることはないかと思いますので、どのくらいの剛性で設計できるかの感覚を実務者の方でもお持ちで無い方は多いと思います。普段設計している「吹抜」が結構致命的であったりするケースもあります。
全編Web研修にて、参加者の皆様には御不便をおかけいたしますが、今後とも宜しくお願い致します。
教授 小原 勝彦