【どてら】パソコン利用! かんたん構造解析
木造建築の新しいかたち(その155)木質構造に関する住育の取り組み
実務者のスキルアップをする住育:専門技術者研修「木造建築の構造性能検討ツール演習」を開催しました。土曜寺子屋「どてら」として、基本的に土曜日(本年度は研修の一部を異なる曜日に開催します。)に開催しています。
「木造建築の性能設計は難しい」と感じている建築実務者は非常に多いと思います。本研修では、パソコンを利用して、木造建築の性能を検討する演習を行います。パソコンを利用することで、木造建築の性能検討を比較的容易にできるようにすることが目的です。
今年度は全7回を通じて、WallStatStudioを利用した解析を行います。後半では、参加者各自のプランを入力して解析を行い、最終回の公表会にてその報告をしていただきます。
第6回目は、講評会で発表する方向性を詰めていきながら、解析作業を進めていきました。解析しながら、次の解析をどのようにするか、新しい入力用地震波形の作成に関することや、発表の流れに即した資料に関する不足部分に関することなど、個別の作業の進捗状況に応じて、質疑応答を行いました。
これらは最終日の講評会で発表する内容の下準備となったと思います。
教授 小原 勝彦