手計算で挑戦! 木造の許容応力度計算
木造建築の新しいかたち(その81)木質構造に関する住育の取り組み
実務者のスキルアップをする住育:専門技術者研修「木造建築の許容応力度計算演習」を開催しました。この一連の研修は全10回となっていて、モデルプランに基づいて構造計算を手計算でひととおり実施する研修となっています。仕事帰りに「ひと勉強」ということで、各回18:00~21:00に開催しています。
第9回は『軒・けらばの負の風圧力に対する検討』、『地盤と基礎の計算』について開催しました。
『軒・けらばの負の風圧力に対する検討』、『地盤と基礎の計算』は、壁量計算の概念には無い構造計算特有の概念の1つです。計算してみると、局部の風圧力の思った以上の大きさにびっくりすることがあります。地盤と基礎についても計算してみると、これまで通常に考えていた仕様規定のコンクリートの厚さや鉄筋の配筋で不安になることがあります。
皆さん一生懸命、演習を実施していました。
この研修も残すところあと1回となりました。皆勤賞を目指して最後の1回も是非参加してください。
准教授 小原 勝彦