岐阜県地域森林監理士養成研修(林業と建築のコラボの重要性)
岐阜県では、本年度から、地域における森林の管理及び経営に必要な専門的知識を有し、市町村行政の支援や民有林経営への助言等を行う人材として、「岐阜県地域森林監理士」を養成・認定していきます。この養成研修について、森林文化アカデミーにおいて実施することとしています。
本日の岐阜県地域森林監理士養成研修は、研修No.13「木材流通(マーケットリサーチ)」(後編)です。ゲスト講師として、中通実氏をお招きしました。
今回は、建築の現状や課題などについて、林業と建築のコラボによる地域材利用の事例について、研修を実施しました。中通氏からは、中国・韓国への岐阜県産材輸出について、立木情報の把握の重要性について、林業、流通と建築のコラボレーションの重要性について、お話しいただいた。研修生5名全員が出席しました。
「自分ひとりでは解決困難な課題に対して、林業以外の各専門家とのネットワークにより課題解決していくことができること、そしてそのネットワークの重要性」について皆さん概ね理解して頂けました。中通氏も交えて、活発な質疑応答になり、皆さん熱心に受講されていました。
私が担当する岐阜県地域森林監理士養成研修は、本研修「研修No.11マテリアル(建築)」(研修2回)の他、「研修No.13木材流通(マーケットリサーチ)」(研修4回)の合計6回実施予定です。
研修担当:准教授 小原 勝彦