100樹種を正解できるか?「樹木・木材同定実習」の試験
エンジニア科1年生の実習「樹木・木材同定実習」では,アカデミー周辺に自生している樹木を枝葉で見分ける技術について学びます。先日は市内ふくべの森での実習風景をご紹介しました。今回は7月10日に実施した最終試験の報告です。試験では,枝葉を見て,その樹種名を解答用紙に記入していきます。
毎年,80-90樹種程度を覚えるのですが,今年は時間があったので切りの良い数字の100樹種にしてしまったおかげで,試験用の枝葉を集めるのが大変でした(担当教員3名で分担して事前に集めておきました)。
学生ホールに枝を番号順に配置して,試験開始です。
手にとって眺めるのは可。
常緑・落葉,対生・互生,鋸歯の有無など,記憶を頼りに見分けます。
葉を破るのは不可ですが,枝の切り口の樹皮を少し剥いで匂いをかぐのは可です。
出来た人からその場で採点し,50点以上で合格です。満たない場合は,その場で追試します。
今回は一発合格が22人中16人,追試合格が5名,不合格が1名でした。最高点は99点でした(ケアレスミスが惜しかった)。
この後で,これらの枝葉を使い,先日のクリエーター科の「樹木同定実習」の追試を行いました。こちらは無事に全員合格となりました。
合格した人も,不合格の人も,夏休みにしっかり復習しておいて下さい。発展の授業として,後期には「森林植物同定実習1」,2年次には「森林植物同定実習2」があります。これらの報告もお楽しみに。
教員:玉木