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2019年11月09日(土)

自力建設2019Cobiki「屋根工事」

11月6日、屋根板金の施工を行いました。
ガルバリウム鋼板、片流れの立て平葺き、カラーはブラック!。
板金職人さん指導の下、木造建築専攻4名が作業に参加しました。
以下、作業工程をご紹介します。

自力建設2019屋根工事1

1.アスファルトルーフィングを、野地板の端部に合わせて切りそろえます。

2.屋根面の4周(軒先やけらば)に、唐草(水切り部材)をビスで留めていきます。
屋根材の各パーツは、長さ・形状共に既に加工されているため、効率よく作業が進みます。

(けらば:屋根の場所を示す名前。切妻屋根や片流れ屋根で 斜めになっている側の 外壁から出ている部分)

2.溝板(通称ドブイタ)を割り付け、吊り子で留めていきます。

自力建設2019屋根工事3

3.溝板と溝板の継ぎ目の立ち上がりをハゼといいます。
これらを2種類の道具(ガチャと呼ばれる)を用いて、1番締め => 2番締めの順に締めていきます。
(写真左:1番締め、右:2番締め)

自力建設2019屋根工事4

この工程により、溝板の接続部に雨仕舞いを形成します。

自力建設2019屋根工事5

4.けらばの溝板端部は、ツカミで曲げ水切りを形成します。

自力建設2019屋根工事6

5.軒先の溝板端部は、ハゼを倒し、ツカミで折り、叩いて水切りを整えます。

自力建設2019屋根工事7

屋根が完成!

今後の予定:造作工事(壁とルーバー)。
自力建設の作業は、授業の合間を縫って行います。当面は授業が詰まっており、あまり作業時間がとれませんが、効率よく進めていきたいです。

木造建築専攻1年 松岡