自力建設2019「Cobiki」計画を学内にお披露目です
こんにちは。
クリエーター科1年木造建築専攻の下田です。
自力建設プログについては、これまで先生方に更新をしていただいていましたが、棟梁も決まりプロジェクトがいよいよ本格化してきましたので、今後は我々学生自身で自力建設進捗をアップしていきたいと思います。
今回は6月18日に開催しました自力建設学内プレゼンの様子をご報告。このプレゼンは本年度の自力建設計画案を学内へ発表するという、我々がチームとなって初めて迎える重要イベントの一つです。
先に行われた公開コンペのための徹夜作業により、実は既に燃え尽きた感もあった我々(私だけ?)でしたが、それは5名それぞれの個別作業の話。それから学内プレゼンまでの二週間はお互いの主張をぶつけ合い、集約するというこれまた一筋縄ではいかないチーム作業です。個性豊かな面々の意見と想いが交錯します。
(公開コンペの模様は以下参照)
https://www.forest.ac.jp/academy-archives/sb2019co/
それでも何とか何とかまとめあげ、出来上がった計画案(模型)がこれです。
その名も「Cobiki」(こびき)。
棟梁発案で、日本伝統の業「木挽(こびき)・大鋸挽き(おがひき)」から名称・デザインの着想を得た計画案となっています。コンペの時のデザイン・仕様からいくつかの変更・修正を加えてのお披露目です。
学生ホールに大勢の学生、教員の方々が集ってくれました。エンジニア科の学生が来ていないのは少し残念。若干段取りに手間取ってしまった経験も、今後に発生するであろう式典・イベントの開催などに活かしていく必要がありそうです。
説明は棟梁自ら。細部にこだわる仕事人の棟梁。建築経験は無いはずなのに、その仕事の緻密さには驚かされるばかりです(持っている資格・スキルの多さも尋常じゃない)。ただあまりに根を詰めすぎたのか若干やつれてきたという声もちらほら聞こえます。まだプロジェクトは走り出したばかりです。健康第一ですよ。
質疑応答では、施主である久津輪先生だけでなく、他の先生、学生からも鋭い質問、指摘を受けます。
プレゼン終了後も模型の周りに集まり意見交換を重ねます。方向性としては概ね問題なく進められそうで一同一安心。
会場からの指摘は、「Cobiki」運用時の作業性を重視した、より具体的なものでした。今後詳細を詰める際にも気は抜けません。そして何より既にかなり綱渡りのスケジュールであることが判明。立ち止まっている暇はなさそうです。
それにしても我々が入学したのは2ヶ月と少し前。
入学前は梁と柱の違いも分からない建築素人だった私も、先生方の温かく的確なご指導のお陰で、今では古民家の実測したり、図面書いたり、果ては構造計算したりしています(たまにこんなことも知らないのかという厳しい視線も、、、!?)。それに加えてこれから本当に建物を建てるというんですから、すごいことをさせてくれる学校だなと思わずにはいられません。
では次回の更新をお楽しみに。作業に追われてブログの更新が滞るなんてことがないようにしていきたいと思います。次は噂の仕事人、太目(おおめ)棟梁へバトンタッチです。
木造建築専攻1年:下田 大輔